QUALITY
当社では、お客様により安心してご利用いただける製品の提供を目指し、安全性と耐久性に優れる素材や部品の研究開発に継続して取り組んで参ります。合わせてお客様が公正に製品をお選びいただけるよう、安全性に関わる情報の開示を積極的に行ってまいります。
自社工場で生産
AKRacingはそのブランドの起源をレーシングシートの開発に持ち、カーシートの開発・製造の経験を生かして、すべてのチェア製品を広大な敷地を持つ自社工場で生産しています。また、チェアのフレームやベースといった基幹部品のサプライヤーを自社の傘下とし、一貫した品質の管理を行っています。
高温多湿環境での耐久性試験
張地に採用しているPUレザーも品質に拘り、経年使用による影響を受けにくい高耐久仕様のPUレザーを使用しています。当社ではジャングルテストと呼ばれる高温多湿環境での耐久性試験を実施し、5年使用相当の状態でも著しい素材の劣化が発生しないという検証結果を得ています。
性能試験・品質の管理
これに加え、日本のユーザーの皆様に安心してご利用いただけるよう、JIS規格(日本産業規格)に基づく各種の性能試験を実施して製品の強度・耐衝撃性・耐久性を検証したうえで製品を投入しています。
VOC放散試験
また、近年シックハウス症候群の原因のひとつとして着目されているVOC(=有機化合物)の放散試験も合わせて実施し、VOC放散速度が厚生労働省の定める指針値を下回っていることを確認しております。
17の品質試験項目をクリアした安全性と耐久性
正式な試験機関にて、座面の耐衝撃性、耐荷重性、静的強度試験など17項目の厳しい検査に合格。
お客様により安全で丈夫にお使い頂けるよう品質管理に努めております。
試験項目 | 基準 | サイクル |
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座面・背もたれ静的強度試験 | JIS S 1203:1998 【荷重】背もたれ:560N、座面:1300N | 10秒間10回 |
ひじ部静的水平力試験 | JIS S 1203:1998 【水平荷重】300N | 10秒間10回 |
ひじ部静的垂直力試験 | JIS S 1203:1998【垂直荷重】800N | 10秒間10回 |
座面・背もたれの耐久性試験 | JIS S 1203:1998【荷重】背もたれ:330N、座面:950N | 5000回 |
脚部静的前方強度試験 | JIS S 1203:1998 【荷重】500N | 10秒間10回 |
脚部静的側方強度試験 | JIS S 1203:1998 【荷重】390N | 10秒間10回 |
座面耐衝撃性試験 | JIS S 1203:1998【衝撃体】直径200mm、質量25kg【落下高さ】180mm | 10回 |
背もたれ耐衝撃性試験 | JIS S 1203:1998【試験方法】衝撃ハンマーにより背もたれ外側中央を打撃 | 10回 |
ひじ部耐衝撃性試験 | JIS S 1203:1998【試験方法】衝撃ハンマーによりひじ先端部を打撃 | 10回 |
落下試験 | JIS S 1203:1998 【試験方法】前脚、後脚それぞれを200mmの高さまで引き上げ落下 | 各10回 |
前方安定性 | JIS S 1204:1998 【規格による最小転倒力提案値】20Nで転倒せず | - |
後方安定性 | JIS S 1204:1998 【規格による最小転倒力提案値】157Nで転倒せず | - |
ひじ付きいすの側方安定性 | JIS S 1204:1998 【規格による最小転倒力提案値】20Nで転倒せず | - |
キャスターの耐荷重性試験 | JIS S 1204:1994【荷重】主軸に平行に1471.0N | 3分間 |
キャスターの荷重走行性能試験 | JIS S 1038:1994 【荷重】1029.7N【走行方法】1mを毎時800mの速度で反復 | 総距離6km |
クッション性のへたり | JIS S 1052:1994 【加圧体】円筒形、質量20kg 【落下高さ】200mm 【へたり量基準値】25mm以下 | 4000回 |
繰り返し衝撃試験 | JIS S 1062:1995 【試験方法】質量55kgの重りを座面載荷し前脚を50mmの高さに引き上げて落下 | 8000回 |